司法書士の予備校の通信講座はどれを選ぶべきか。 いっぱいあって迷うなあ・・・。
司法書士を受けようと思っている方はまずこうした疑問をもたれているかと思います。
司法書士の予備校の通信講座は大手から格安のものまでさまざまで悩ましいところです。
そこで、本内容では、2021年の最新版の司法書士試験におすすめの通信講座を徹底比較してあなたに合った通信講座を紹介します。
比較・選び方のポイントは以下のとおりです。
ポイント 1.価格 2.使いやすさ(勉強しやすさ)・講師の質やテキストの質なども含む。 3.合格実績
価格は安ければ安いほどいいですが、使い勝手が悪いのであれば独学でテキストをそろえたほうがましです。
また、使い勝手がよくても合格実績が不十分であれば、受かりにくいですし、不安になります。
価格だけで見るのであれば、独学で市販のテキストをそろえたほうがいいので、使いやすさと合格実績について検討すべきです。
そうしないと損をする可能性が高くなります。
筆者も別の資格の通信講座を利用しましたが、おおむね1~3を判断基準としました。
使いやすさについては、あなたが社会人であれば、仕事と両立しやすい形態の講座を受けることをおすすめします。
本内容を読めば、あなたに合った通信講座が見つかるでしょう。
ちなみに早く結論を知りたいと思っている方は通信講座のおすすめランキングをご参考に。
2位。アガルート。価格が伊藤塾の1/4ほど。ただし2018年度開講のため合格実績ほぼなし。一方で法律系資格に高い合格実績を誇るため選ぶのも十分あり。
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アガルートの司法書士の評判・口コミは最高か最悪か
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3位。スタディング。格安で合格者の声あり。費用を安くおさえたいならあり。
1.司法書士試験の予備校・通信講座10社の比較
司法書士試験の通信講座は主要なものの費用・学習形態・合格実績は以下のとおりです。
伊藤塾 | アガルート | スタディング | |
費用 | ¥476,000 | ¥110,600 | ¥84,000 |
学習形態 | 通学・通信 | 通学・通信 | 通信 |
合格実績 | 合格者多数あり | 合格実績なし | 合格者あり |
さらにその他に通信講座7社も紹介していきます。
2.司法書士試験の予備校・通信講座「伊藤塾」
伊藤塾(「2022年合格目標 司法書士入門講座 本科生 春夏コース」)のメリットとデメリットは以下のとおりです。
ポイント ■メリット ■デメリット
伊藤塾はあらゆる予備校の中で最も合格者数を輩出しています。
2019年度司法書士試験の最終合格者の52%が伊藤塾の有料講座受講生ということです。
(参考:https://www.itojuku.co.jp/shiken/shihoshoshi/voice/index.html)
伊藤塾は法律系資格の専門の予備校であり、合格者数を多数輩出しているのは厳選された質の高い講師陣が揃っているからといえます。
特にTwitterなどのネット界隈では山村拓也先生がおすすめのようです。
このため伊藤塾だと安心して勉強できるというメリットがあります。
しかし、伊藤塾の価格は高いのがネックです。
もし予算に問題がなければ伊藤塾をおすすめします。
伊藤塾の評判・口コミはこちらの記事をご参考に。
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伊藤塾の司法書士の評判・口コミは最高か最悪か
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一方、もう少し安い通信講座をお探しならアガルートがおすすめです。
3.司法書士試験の予備校・通信講座「アガルート」
引用:https://www.thg.co.jp/
ポイント ■メリット ■デメリット
「2021年合格目標 入門総合講義」の特徴は、価格が「¥110,600」と安すぎるということです。
伊藤塾の通信講座の価格の25%ほどです。安すぎです。
ではこれで合格できるのかと言うと、残念ながら2018年度から開講と言うこともあり、合格実績はありません。
ただし、アガルートの他の士業の資格講座では高い合格実績を輩出しており、信用度は高いといえるでしょう。
そのため、もしできるだけ費用を安く抑え、しかも合格したら返金制度も利用したいのであればアガルートをおすすめします。
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アガルートの司法書士の評判・口コミは最高か最悪か
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4.司法書士試験の予備校・通信講座「スタディング」
引用:https://studying.jp/shoshi/
スタディングの司法書士講座のメリットとデメリットは以下のとおりです。
ポイント ■メリット ■デメリット
スタディングの特徴は、価格が圧倒的に安いことです。
そうすると質は大丈夫かと思われますが、実際に合格者も多数います。
働きながら1年で合格しました。80%の得点なら合格する可能性の高い試験なので、択一は午前午後7問ずつ間違えることを意識して戦略を組み立てました。この戦略と、要点を絞ったスタディングの講座は相性抜群です。
また基礎講座がそのまま記述対策となっているものとお見受けしました。模試や答練も必要ありません。
寝っ転がってダラダラ勉強できるのも魅力です。短期合格を目指すのであればこれ以上ない講座だと思います。
https://studying.jp/shoshi/monitor.html
合格者の声を見ると複数回受験した方もいらっしゃいますが、上記のとおり1年で合格された方もいるみたいです。
スマホで学習することに抵抗がなく、コストを少しでも抑えたい方はスタディングがおすすめです。
5.司法書士試験の予備校・通信講座「TAC」「LEC」
TACやLECは有名予備校ですが費用が高すぎです。
TACの場合「山本オートマチック1.5年本科生」で511,000円。
LECの場合「新15カ月合格コース<秋生>スタンダードプラス」で479,700円。
伊藤塾と費用に大差がなく、むしろ若干他すぎる感があります。
では合格実績はどうなのかというと合格者は多数輩出しているようですが合格率などの情報が不透明でその分伊藤塾に劣る印象です。
6.司法書士試験の予備校・通信講座「辰巳法律研究所」「東京法経学院」「クレアール」
辰巳法律研究所は老舗予備校であり、長年の指導のノウハウがあります。
費用はリアリスティック一発合格松本基礎講座が502,100円と高めです。
合格者も多数輩出されているみたいですが2020年度以降はサイトに掲載されておらず(2021年11月現在。)現在は合格実績が不透明な印象です。
東京法経学院もまた老舗予備校です。総合コースはDVDタイプで424,600円と高め。
ただしかなり割引をすることもあるようです。講義を受けるほかに提出課題もあることが特徴です。
一方で、こちらも合格実績が公表されておらず、不透明な印象です。
クレアールもまた老舗予備校です。合格ルート1.5年スタンダードコースが470,000円と高めですが結構割引セールを実施しています。
ただしこちらも合格実績が公表されておらず、不透明な印象です。
一方でクレアールでは合格者に人気の合格法を無料でプレゼントしていますので一度手に入れてみるのもありでしょう。
7.司法書士試験の予備校・通信講座「資格スクエア」「ユーキャン」
資格スクエアは個別指導付きで講座を提供していましたが残念ながら司法書士講座の販売は終了したとのことです。
ユーキャンも司法書士講座を開講しています。価格は169,000円と安めですがテキスト主体でしかも合格実績がありません。
8.司法書士試験の予備校の通信講座のおすすめ3社厳選比較
以上を比較検討してみると、「伊藤塾」「アガルート」「スタディング」の司法書士講座に絞られるかと思います。
合格実績の高さだけを目指すなら、「伊藤塾」がおすすめです。
コストをなるべく抑えて勉強したいのであれば、「アガルート」「スタディング」がベストです。
ただし、「スタディング」の場合は合格返金制度はなく完全にスマホ学習の形態です。
テキストつきで勉強したいのであれば「アガルート」を選ぶのも十分にありです。
9・司法書士の予備校の通信講座は安すぎる
ぶっちゃけ今の通信講座の価格は安くなっています。
伊藤塾は相変わらず高めですが、「アガルート」「スタディング」などを選べば、費用を安く抑えることができます。
司法書士の場合、開業して成功すれば、年収1000万円以上を稼ぐことができますし、通信講座の費用は余裕で回収できるでしょう。
司法書士への近道は、教材をすぐに準備して早いうちに勉強にとりかかることです。
司法書士の最大の難関は資格に合格するのではなく、実務を身につけることと集客にあると思ってください。
実務を身につけるにあたり、資格合格は早めにすませておく必要があります。
勉強は継続が重要ですが、行動も重要です。
早いうちに教材を準備してすぐにとりかかることをおすすめします。(すでに受験を始めている同期もいることを忘れずに。)
2位。アガルート。価格が伊藤塾の1/4ほど。ただし2018年度開講のため合格実績ほぼなし。一方で法律系資格に高い合格実績を誇るため選ぶのも十分あり。
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アガルートの司法書士の評判・口コミは最高か最悪か
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3位。スタディング。格安で合格者の声あり。費用を安くおさえたいならあり。