
受験や資格試験に落ちる人の特徴ってどんな人?
反面教師としたい。
今回は受験や資格試験に落ちる人の特徴を解説していきます。
1.受験や資格試験に落ちる人の特徴
受験や資格試験に落ちる人の特徴は以下の5つあります。
- ①予備校の通学と受け身だけの聴講。➤(予習➤通学➤聴講➤復習)は時間がかかり非効率。
- ②参考書を無駄に買いまくる。➤結局何も手をつけない。
- ③上級者向けのコースに入りたがる。➤受験生に上級者も初級者も関係なし。受かるか落ちるかの2択だけです。
- ④徹夜で勉強。または夜遅くまで勉強。➤悪習。どうせ夜に勉強すればいいやと勉強しなくなる。
- ⑤目的をコロコロ変わる➤浪人したからもっと難易度の高い大学受けよう➤結局落ちる。
以下、上記①~⑤の特徴について、更に補足して解説するとともに改善点を解説します。
①予備校の通学と受け身だけの聴講。
これはマジで時間の無駄です。
高等教育では「予習」「通学」「聴講」「復習」のスタイルを取るので引きずられがちですがおすすめしません。
理由は時間がかかることと、聴講はどうしても受け身にならざるを得ずどうしても頭の中に入ってこないからです。
また、こうした学習の形式では全ての範囲を長い時間(1年弱?)をかけて行いますが、それでは復習に間に合いません。非効率です。
これに対し、筆者は予備校の通学ではなく、弁理士試験は通信講座を利用しました。
当時はDVDによる学習です。これにより、通学は不要ですし、自分の好きなタイミング(時間)で視聴できとても効率的です。
また、一気に全部(全範囲)視聴して全体を把握してから、1単元ずつじっくり勉強することで記憶の定着もよくなります。
資格勉強法の参考記事はこちら。
もう10代~20代のスマホ学習が普及している若い世代にとって、この点は言われなくてもわかると思われるかもしれません。
しかし、問題は大学受験の時にDVDやスマホのような動画学習が普及していなかった30代以降の世代は要注意です。
これから資格を勉強しようと、しばらく勉強しておらず大学受験の頃と同じ勉強のやり方をするとえらい目にあうと思います。
②参考書を無駄に買いまくる。
これも意味ないです。
無駄に買いまくって一通りそろえるとそれだけで満足感がでます。しかし結局手を付けずに落ちます。
参考書をいくつも買いまくるのではなく、1つにしぼってボロボロにするまで何度もやりこなした方が伸びます。
1つにしぼると、記憶を視覚的に定着させることができます。頭の中であのページにこういうことが書いてあった…こういうイラストがあった…というように「絵」が浮かび上がり、この絵が記憶のフックのような役割を果たしてくれます。
また問題集は予想問題集ではなく、過去問のみでOKです。
特に資格試験の場合、アウトプットは過去問だけでOKです。筆者も弁理士試験は問題集は過去問のみ(10年分くらい)でした。
資格の場合、予想問題集というのがそもそもあるのか不明ですがこれは手を出さずに何度も過去問を繰り返し解いてればOKです。
過去問はしらみつぶしに全部とけるようになるまで繰り返しましょう。
③上級者向けのコースに入りたがる。
大学受験も資格勉強も「基本」が重要です。
「基本」ができているかどうか(「基本」の精度)で他の受験生が差別化されます。
逆に「マニアック」な問題が答えられるかどうかで差はつきません。
受験も資格勉強も基本だけで合格できます。変な方向に走らないようにしましょう。
④徹夜で勉強。または夜遅くまで勉強。
これはやめたほうがよいです。
どうせ夜に勉強すればいいやと勉強しなくなります。
勉強は脳が一番活性化する朝が重要でして、例えば、出社の1時間前に勉強とか朝活することがおすすめです。
⑤目的がコロコロ変わる
最後に目的は変えないようにしましょう。
例えば〇〇の資格がダメだったので別の資格を試すとか目的をコロコロと変えると結局受かりません。
2.受験や資格試験に落ちる人のまとめ
- ①予備校の通学と受け身だけの聴講。➤予備校の通信講座を受ける。独学ならテキストを揃えて主体的に勉強する。
- ②参考書を無駄に買いまくる。➤極力1つにしぼって徹底的にひたすらやる。問題集は過去問だけでOK。
- ③上級者向けのコースに入りたがる。➤基本を疎かにしない。合否の鍵は応用問題が答えられるかではなく基本的な問題を落とさないか。
- ④徹夜で勉強。または夜遅くまで勉強。➤頭がリフレッシュする朝型に勉強。夜は復習。
- ⑤目的をコロコロ変わる➤目的は1つにしぼる。不合格でも目的は変えないこと。
筆者の勉強法はこちらの記事をご参考に。
弁理士試験
資格勉強全般