
資格勉強のノートの作り方がわからない。
市販のノートやルーズリーフを買って作ろうかなあ。
他におすすめの作り方があれば教えてほしい。
こうした疑問に答えます。
結論から言うと、資格勉強に市販のノートやルーズリーフを買って作るのはやめておいたほうがよいです。
本内容では、やめとけと思う理由とこれに代わるおすすめのノートの作り方を紹介していきます。
本内容の構成
1.資格の勉強ノートにルーズリーフはやめとけと思う理由
2.資格の勉強ノートのおすすめの作り方
3.資格の勉強ノートのまとめ
1.資格の勉強ノートにルーズリーフはやめとけと思う理由
資格の勉強ノートに市販のノートやルーズリーフを使うのはやめとけと思う理由は以下のとおりです。
①無駄に時間がかかる
②長続きしない
③持ち運びに不便
順番にくわしく解説します。
①無駄に時間がかかる
市販のノートやルーズリーフを使ってノートを作ると時間がかかってしまいます。
ノート作りというと、たいていの場合、講師が黒板やホワイトボードに書いたものを書き写すことだと思います。
あるいは、資格勉強の教材・テキストの内容をそのまま書き写したりする人がいると思います。
しかし、書き写すことは頭をほとんど使わない作業です。この作業で、内容を理解したり、覚えたりすることは困難です。
そうすると、書き写したものをもう一度見直す必要がありますが、それならばわざわざノートを作らなくても、あらかじめ内容が要約された教材・テキストを何度も見直したほうが効率的です。
また、ノートに書き写したものは内容が不正確であったり、読みにくかったりする場合もありますので、そうすると見直すこともなく、書き写す作業に費やした時間は無駄にしたことになります。
このように、市販のノートやルーズリーフを使ったノート作りは無駄に時間を使うことが多く、おすすめしません。
②長続きしない
また、市販のノートやルーズリーフを使ったノート作りは長続きしないことが多いです。
最初は丁寧にノートを作ったものの、途中からだれてきて最後まで長続きしなかった、という経験は多いと思います。
これは当然の話でして、あらゆる資格の範囲は広いです。
通常、資格の勉強に必要な時間は半年以上であり、難関資格の場合は2~3年ともいわれます。
その間に、毎日毎日勉強をするとして、最初から最後まで丁寧にノートを作ることは困難です。
また、途中でノートを作ることに意味があるのかと疑いだしたり、ノート作りをより洗練されたものにしようと1からノート作りを変えたりして、結局最後まで長続きしません。
このように、市販のノートやルーズリーフを使ったノート作りは長続きしないことが多く、おすすめしません。
③持ち運びに不便
また、最後まで丁寧にノートを作ったとしても持ち運びにとても不便です。
というのも、勉強のために持ち運びに必要なものは、資格勉強の教材・テキストだけでよかったものの、さらにノートも必要となるためです。
おまけに、各科目ごとにノートを用意した場合、それぞれのノートも持ち運ばなくてはならずより不便となります。
そして、たとえば、あなたが気分転換に図書館の自習室で勉強しようとした場合に、ノートを忘れた場合には勉強することが困難となってしまいます。
このような持ち運びの不便さもおすすめしない理由です。
以上のように、市販のノートやルーズリーフを使ったノート作りはおすすめしません。
では、ノートはどのように作るのがおすすめなのか。
以下では、筆者が実際に使ってみたおすすめのノート作りを紹介します。
2.資格の勉強ノートのおすすめの作り方
資格の勉強ノートのおすすめの作り方は以下のとおり。
①ノートは基本書と併用する(基本書にメモを書き込んでノート代わりとする)
※基本書は資格の教材・テキストなど
②色ペンやマーカーで基本書はカラフルにする(視覚による記憶のしやすさを上げる)
③メモは自分で要約したものにする(要約することで理解が深まる)
④書き込んだ日付もあわせて書いておく(成長を実感)
順番に解説します。
①ノートは基本書と併用する(基本書にメモを書き込んでノート代わりとする)
まずノートは基本書と併用しましょう。
基本書にメモを書き込んでノート代わりとします。
基本書は、資格勉強の中であなたが一番見直すものです。
具体的には、予備校や通信講座のテキスト、オンラインテキスト、独学の場合は参考書があてはまります。
これらのテキストに足りない情報を足していく形でノート代わりにします。
これにより、書き写すという作業も不要となり無駄なく時間を使えますし、メモ代わりに付け足していくので長続きもしやすく、さらに、テキストとノートが一本化されますので、持ち運びの不便さも解消されます。
さらにテキストとノートを一本化した基本書を何度も読み直すことにより、記憶しやすくなるというメリットもあります。
②色ペンやマーカーで基本書はカラフルにする(視覚による記憶のしやすさを上げる)
また、基本書は色ペンやマーカーでカラフルなものとしておきましょう。
色ペンやマーカーをつけることは頭を使わない作業であり役に立たないと言われていますが、視覚的効果により記憶しやすくなります。
特にマーカーの色に役割をつけておくことがおすすめです。
具体的には、信号の色の役割にあわせて、青は肯定、赤は否定、注意喚起、黄色は例外、といったように分けておくと記憶しやすくなります。
これは特に条文を覚えないといけない法律系資格で有効です。
筆者が使った条文の覚え方は「弁理士試験の短答試験攻略方法を1発合格した弁理士が解説します」の記事で紹介していますので参考にしてみてください。
③メモは自分で要約したものにする(要約することで理解が深まる)
市販のノートやルーズリーフと異なり、基本書に書き込む場合、スペース(余白)が限られています。
このため、丸写しができず、内容を要約してコンパクトにメモする必要がでてきます。
しかし、この要約してメモをすることは、内容理解が深まりとてもおすすめです。
また、資格試験に記述問題や論述問題がある場合、この要約してメモをすることは文章力が身につくのでとても役に立ちます。
④書き込んだ日付もあわせて書いておく(成長を実感)
最後に書き込んだ日付もあわせて書いておくことをおすすめします。
例えば、日付をかくことで「ああ。あのときはこういうことも知らなかったんだな。」と成長を実感でき、自信につながります。
逆に日付を古くて、しかもまだその内容の理解度が足りない場合にはあなたの弱点もわかりますので弱点の分析にも有効です。
以上のとおり、資格の勉強ノートは基本書を併用することをおすすめします。
3.資格の勉強ノートのまとめ
資格の勉強ノートに市販のノートやルーズリーフを使うのはやめとけと思う理由は以下のとおりです。
①無駄に時間がかかる
②長続きしない
③持ち運びに不便
資格の勉強ノートのおすすめの作り方は以下のとおり。
①ノートは基本書と併用する(基本書にメモを書き込んでノート代わりとする)
※基本書は資格の教材・テキストなど
②色ペンやマーカーで基本書はカラフルにする(視覚による記憶のしやすさを上げる)
③メモは自分で要約したものにする(要約することで理解が深まる)
④書き込んだ日付もあわせて書いておく(成長を実感)
本ブログでは弁理士・行政書士などの資格の勉強法も解説していますので次に読む記事としてご参考ください。
>>「行政書士試験の仕事・難易度・勉強時間・勉強法のまとめガイド」