予備試験・司法試験

司法試験に独学で合格することはできる?効率よく勉強し合格するための方法

「司法試験に独学で合格することって難しい?」

「独学でも司法試験に合格できるの?」

「効率よく司法試験に合格するためにどんな勉強したらいいの?」

 

そんなご質問をよく聞きます。

たしかに独学で勉強して司法試験に合格したという話も耳にしたことがありますね。

では、独学で勉強して司法試験に合格するためにどのように勉強したらいいのでしょう?

 

ここで、司法試験に独学で勉強するための効率のよい勉強法をお伝えします。

 

本内容の構成

1.司法試験に独学での合格は至難の業?

2.効率的に独学で勉強するための方法

3.独学で効率よく勉強するための方法

4.司法試験に独学で合格するために絶対に必要なこと 

5.司法試験 独学で合格するための方法のまとめ

 

1.司法試験に独学での合格は至難の業?

社会人として働きながら司法試験を目指していこうとする方の場合、独学で勉強して合格を目指していこうと考える方がかなり多いと思います。

 

その理由としては、社会人が司法試験のための予備校に通学したり、オンライン講座を受講したり、あるいは法科大学院の修了をするために2年間程度通学をすること、そのために自分のスケジュールをやりくりして時間の調整をし続けることは精神的にも体力的にも相当難しいと感じるからです。

 

その上、受講料や予備校の通学にかかる費用が100万円以上の単位で莫大にかかることを考えると、簡単に司法試験のための予備校に通うということは、なかなか即座に決断ができにくいと思うのではないのでしょうか?

 

ただし、司法試験の出題範囲が膨大な範囲であること、あまり日常生活では馴染みのない法律用語が多数出題されるため、完全に独学で勉強をして合格することは、かなり困難、ほぼ無理と言われています。

 

独学で司法試験の勉強をして合格するのが難しいわけ

法曹、つまり、裁判官、検察官、弁護士になるためには、社会的な事実を法律的な観点から分析でき、様々な法律用語の意味を正確に理解した上で、さらにクライアントと上手にコミュニケーションを取ることができるような高い能力が要求されます。

 

そして司法試験の出題される科目の範囲が膨大であることや、法律関係の用語が多岐にわたっており一見すれば似ているように見える用語であっても、細かく様々な意味をもっていたりします。 

さらに、法律用語の中には日常生活でよく使われる耳慣れた言葉であるにもかかわらず、法律的には全く違う意味をもつ用語もあります。

 

そういう観点で捉えると、法律用語はとても紛らわしくて、ただ単に用語そのものを暗記しただけでは、法律的な内容の理解がうまく追い付かず、せっかく覚えた知識を試験本番環境で応用できない恐れもあります。

 

また、客観的に論文回答を読んで添削してくれる人の目がないので、間違った方向性で勉強してしまう恐れがあります。間違った方向に勉強をしてしまうと無駄な時間と労力を使うことになります。

 

 

独学で司法試験の勉強をするためのモチベーション管理・時間管理が絶対必要!

特に、社会人の方が司法試験の合格を目指すためには自分のライフスタイルに合うよう時間管理をうまくしながら勉強し続けていくことが絶対に必要になります。

 

もちろん、司法試験の受験をする場合でも司法試験のための予備校やオンラインの講座で授業を受講する、あるいは法科大学院に通うなどした場合も、そのために自分の時間をうまく調整しなければならないため、非常に時間管理が大変です。

 

ただ、独学で司法試験を合格しようとする場合、合格まで早くても2~3年程度、通常で4~5年という長期間勉強し続ける必要があります。

そのように考えると、それだけの長い時間を自分一人だけでやる気、モチベーションを継続して勉強していかなければならないため、相当厳しい覚悟が必要なわけです。

 

司法試験の予備試験を合格するために最低でも3000時間以上の勉強は必要です。

1万時間が必要だという意見もあります。

 

もしも2年で司法試験に合格しようと考えるならば、1日3~4時間以上は隙間時間を見つけて、ほぼ一日も休まずに勉強し続ける必要があります。

 

実際に、司法試験に合格した方の体験談をうかがうと、一日勉強しない日をつくらなかったということです。

もしあなたが独学での合格を目指すならば、毎日自分のやる気を自分だけでキープしていかなければなりません。

 

 

2.効率的に独学で勉強するための方法

それでも自分は、独学で勉強して司法試験に合格したい!とお考えの方には合格するために必要なポイントを次にお伝えしていきます。

 

司法試験に合格するためのテキストの選び方

テキストの選び方としては、これまで多くの人に使われてきた合格実績のあるベストセラーのテキストを選ぶのがいいです。

 理解しやすい文章で書いてある、基本書、参考書、判例集を選び、いろいろ迷わずにそれ一冊だけを決めてやり続けられるテキストを選ぶことです。

ただし、テキストで勉強するより、通信講座を利用した方が勉強しやすくはるかに効率的といえるでしょう。

こちらの記事ではおすすめの通信講座を紹介していますのでぜひご参考にしてみてください。

>>「司法試験・予備試験の通信講座のおすすめ5社を徹底比較」

 

効果的に独学で司法試験の勉強をする順番

法律の基本書は、法律の専門家の書いたテキストであるため、内容の理解が大変難しいです。

そのため、初めのうちは全てを理解しようとせず、特に重要なポイントだけをまず理解するようにしてください。

できるだけ、理解しやすい重要なポイントを読んで、完全に理解できるようになってきたら、次にさらに細かい内容を理解していく、といった具合に大まかなポイント⇒細かい内容の順番で理解していくようにしましょう。

 

3.独学で効率よく勉強するための方法

 毎日すきま時間を見つけて勉強しましょう。

独学で効率よく司法試験に合格するためのポイントは、毎日隙間時間を見つけて、効率よく勉強を続けることです。

 

では、効率よく勉強するためには何が大切でしょう?

 

アウトプット中心の勉強をするのが大切!

 

その答えは、とにかくアウトプットが中心の勉強をし続けるようにすることです。

 

初めのうちは、法律的な用語などが何もわからないことばかりなので、インプットを中心の丸暗記する作業に走りがちです。

 

しかし、こればかりだとただでさえ内容が難しい勉強のため、なかなか内容が頭に入ってこなくて消化不良を起こします。

繰り返しテキストを読んでも、なかなか記憶にも残りません。

 

その上、司法試験の予備試験では法律的な思考能力、応用力があるかどうかを問われ、法律家としての実務をこなせる能力を育成するために行われる試験です。

このため、テキストのポイントをだいぶおさえてきたら、あとは実際の司法試験の過去問題を解きながら、法律用語や重要なポイントをインプットしていくといった実践的な勉強をすることをお勧めします。

 

4.司法試験に独学で合格するために絶対に必要なこと

 司法試験の勉強をスタート時期に必要なことは、まずは、司法試験を目指していこうと決めたら、「まだまだ先…」と先延ばしにせず、1日も早く司法試験合格に向けて勉強をスタートしましょう。

 

合格する日を決め、その日に向けて目標を立てること

2年で合格する、あるいは3年で合格するという具合に合格する日付を決めて、ゴールに向けて目標を立てましょう。

ゴールにたどり着くためにどれだけ一日に勉強すればいいのか、現実的に長く続けられそうな1日の勉強時間を設定し、さらに具体的にどのように時間を捻出していくか、どの隙間時間を勉強に充てるのか、勉強計画をたてることが重要なことです。

その際、リアルに勉強できる時間を想定しながら計画を立てることが最も大切なことです。無理な計画にならないよう、初めのうちはできそうな勉強時間を設定してできそうなら徐々に増やしていくという方法が長丁場である司法試験の勉強には特にお勧めです。

 

👇下のYouTube動画で、司法試験合格に必要な勉強法を教えてくれています。参考までご覧ください。

 

○司法試験の勉強内容の全体像をつかんでから詳細の内容を勉強する

前にお伝えしたように、できるだけわかりやすく書いてあるテキスト、基本などを購入し、重要ポイントを大まかなにざっくりと頭に入れてから、判例集、基本書を読んで詳しい内容の肉付けをしていきましょう。

 

まずは、民法、憲法、刑法の勉強からスタートし、1冊のテキストでそれぞれの重要ポイントをじっくりと理解し、理解してきたら次の科目に進むという具合にどれも中途半端にならないよう、一つ一つ消化していくように勉強することが重要です。

特に、初めに勉強すべきは、民法です。

民法は、法律要件と法律効果、原則と例外という法律の基本的構造や、それに連鎖してる構造により成り立っているため、法律の大まかな枠組みや法律的な思考方法の基礎理解を修得するには最も適している法律です。

 

その次にとっつきやすいのは、刑法の勉強がおすすめです。そして、憲法という順で勉強する流れで勉強するのがいいです。

 

そして、テキストや基本書を読み、理解できたかをチェックするために、単元ごとに短答式試験の過去問を解くことが大切です。

 

過去問でアウトプット式の勉強をすることが重要!

過去問題をアウトプットには次の二通りがあります。

 

・短答式試験の問題演習

・論文試験の問題と答案例(模範解答)の熟読

 

 

  • 論文試験の対策として答案例を作成することに重点をおく

特に論文試験の問題と答案例を熟読し、どういう文章展開、論理の展開をすればいいのか、パターンを頭に入れ、自分でどれだけ多くの答案例を作成するかが合否のカギを握っています。

 

短答式試験の問題は、インプット式の勉強でできるようになりますが、アウトプットしなければ論文試験はクリアでないので、論文試験対策にはしっかりと時間を割き勉強することをおすすめします。

 

論文試験の対策としては合格する回答例を作るために何が必要なのか、合格した方の体験談などをYouTube動画で観たりして重要なポイントを理解するようにしましょう。

 

論文試験に取り組む際の重要なポイントは、以下の3つになります。

 

  • 簡易的な事実関係をできるだけ多くの分析し、どのような事実関係の中に典型的な法的問題点が存在しているのかを発見していく力をつける。
  • 発見した問題点を解決するための論証の流れ、パターンをつかむ。
  • 法的三段論法での基本的な論述の型をつける。

 

論文試験には論理的、客観的に自分の文章を見る目を養う必要あり!

論文試験を攻略するためには客観的に自分の論文を読めるようになること、文章で法律的観点から論理的文章を書けるようになることが必須です。

これは、言うのは簡単ですが、非常に難しいことですね。

そういう観点から言えば、誰かに論文を読んで添削してもらわずに自分の力だけで論文を書けるようになることは至難の業と言えます。

 

 

5.司法試験 独学で合格するための方法のまとめ

 以上、ここまで司法試験に独学で勉強して合格するための方法についていろんな側面からお伝えしてきました。

 

結論を言えば、独学、つまり自分一人だけで効率よく司法試験の勉強をし、短期間で司法試験の予備試験、本試験に合格することは至難の業だといえます。

 

特に、論文試験の場合、合格するための答案例を作成できるようになるために多くの論文を書いて、添削する人の存在が必須になります。

 

その上、長時間独学で勉強し続けるモチベーション管理、自分自身をマネジメントできる自己管理能力が相当優れていないと司法試験合格の道は難しいのです。

 

以上のことから、効率よく勉強してできるだけ短期間で司法試験の合格を目指す方ならば、費用がある程度はかかりますが、予備校やオンラインで受講できる講座を利用し、司法試験の合格を確実に実現できるよう、自分の将来への先行投資をすることをおすすめします。

 

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