行政書士

行政書士の将来性は20代30代ではむしろ有利といえる理由

「行政書士はAIに置き換わりやすいから10年後にはなくなっている。」

「行政の手続きはオンライン化するから行政書士を雇う必要がなくなる。」

「行政書士はコンサルの仕事をとりにくいから仕事がなくなっていく。」

行政書士の将来性について悲観的なことがよく言われます。

確かに、「行政書士の業務の一部はAIに置き換わること」、「行政の手続きはオンライン化していくこと」、「行政書士はコンサルの仕事をとりにくいこと」は事実のように思います。

しかし、だからといって行政書士の将来性は悲観的なものとなるかというと決してそうではないです。

むしろ、「AIに置き換わること」「オンライン化していくこと」は20代~30代でこれから行政書士を登録しようと考えている後参者に有利と思います。

ではなぜ「AIに置き換わること」「オンライン化していく」という今後の流れにより、20代~30代の若手行政書士が有利となりうるか。

本内容では、まず「行政書士の将来性」について悲観的にならなくてもよいことを解説し、続いてその中で20代30代ではむしろ有利といえることを解説していきます。

1.行政書士の将来性に悲観的にならなくてよい理由

2.行政書士の将来性はむしろ20代30代で有利といえる理由

3.行政書士の将来性の注意点とまとめ

1.行政書士の将来性に悲観的にならなくてよい理由

行政書士の将来性に悲観的にならなくてよい理由は以下のとおりです。

  • ①行政書士の業務の全てがAIに置き換わることまではいえず、行政書士の役割が終わるわけではない。
  • ②行政手続きがオンライン化されたとしても素人が自分でできるほど簡素化されることまではいえず、行政書士の役割が終わるわけではない。
  • ③むしろ社会情勢の変化に伴い高齢の行政書士が対応困難となり、若手に追い風となりうる。

行政書士の業務の中にはAIに置き換わるものも今後でてくるでしょうし、行政手続きがハンコ不要となりオンラインでできるようになると思います。

しかし、これらの社会情勢の変化が必ずしも行政書士の仕事が奪われることと相関性はありません。

仮にAIのサービスが普及したとしても、AIのサービスを使って費用を安くしたいと考える層と、AIのサービスの使い方がわからず費用が高くても行政書士にお願いしたいと考える層に住みわけがされるでしょう。

関係のない話ですがDocomoがAhamoで携帯の格安プランを実現しましたが、そうすると携帯ショップは潰れてしまうのかと言われるとそうでもないと思います。理由は格安プランの場合、自分で携帯の設定をしなければならず、それができない層は不便でも携帯ショップに頼らざるをえないからです。この携帯格安プランと同様の理由でAIのサービスが仮に実現したとしてもすべてが使えることはないので、行政書士の役割は依然とあります。

(行政書士の独占業務について、AIのサービスが普及したとしても、そのサービスを提供できるのは行政書士です。むしろ後参者にはチャンスということになります。)

 

一方で、行政手続きがオンライン化されると、だれでもできるようになるから行政書士の役割はなくなるということについても同様です。

オンラインの手続きになれない人(特に高齢の方)は依然といます。例え、簡素化されたとしても代わりに全てをやってくれる行政書士の役割はなくなることはないでしょう。

 

むしろ一部の業務が置き換わることにより、行政書士の先生の負担が軽減されたり、人件費をカットしたりできるとむしろ有利となります。

また、面倒なハンコ手続きがなくなると、スムーズに手続きができますので売り上げも上がりやすくなるでしょう。

以上の理由により、行政書士の将来性について悲観的になる必要は全くないです。

それどころか、むしろ行政書士の将来性はこれから登録する20代30代にとっては追い風といえます。

2.行政書士の将来性はむしろ20代30代で有利といえる理由

というのも、社会情勢の変化に伴い、高齢の行政書士が対応困難となり、若手に追い風となりうるからです。

ここで、弁理士の場合、高齢の弁理士は特許事務所で若手弁理士を雇うことで自分でやらなくてもすむので特にダメージはありません。

しかし、行政書士の場合、1人事務所が圧倒的多数です。

ほとんどの行政書士は自分一人で対応することが多く、専門的な領域まで新しい変化がくると対応困難となりやすいです。

そして、行政書士の登録者の過半数以上は50代以上です。

これに対し、若手30代以下の登録者はほぼ10%しかありません。

参考:日本行政書士会連合 月間日本行政 2018年10月号」

つまり、同年代だけで見るとそれほど競合の数も多いといえず、しかも高齢の方は社会情勢の変化に伴い、自然と淘汰されていく可能性が高いといえるのでむしろ追い風と言えます。

なお、筆者は20代で行政書士を目指すことはおすすめしませんが、30代なら狙うことは十分ありと思います。

 

3.行政書士の将来性の注意点とまとめ

以上をまとめます。

  • ①行政書士の業務の全てがAIに置き換わることまではいえず、行政書士の役割が終わるわけではない。
  • ②行政手続きがオンライン化されたとしても素人が自分でできるほど簡素化されることまではいえず、行政書士の役割が終わるわけではない。
  • ③むしろ社会情勢の変化に伴い高齢の行政書士が対応困難となり、若手に追い風となりうる。

ただし、行政書士で仕事をとることはなかなか難しいと思うので準備は必要と思います。資格は難しくないが、集客は難しい。

このため、行政書士志望の場合は早く資格をとって開業の準備をすすめることをおすすめします。

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