行政書士って独学で合格できるのかな!? できるなら勉強のコツを知りたい。
こうした疑問に答えます。
結論から言うと、行政書士の独学は余裕で可能です。
ただし、独学は絶対やめておいたほうがよいです。
本記事では、独学でやめとけと思う理由と、それでも独学でやりたい方向けの勉強法を解説します。
本記事の構成
1.行政書士試験に独学で合格できる理由
2.行政書士試験に独学はやめとけといえる理由
3.行政書士の独学のまとめ
行政書士試験に独学で合格は無理でない理由
理由は以下のとおり。
①試験形式がほぼ択一試験のみのため
②実際に独学で合格した人は多数いるから
③独学で最適のテキストが豊富にあるから
順番に解説します。
①試験形式がほぼ択一試験のみのため
資格で独学が困難なものは、論述試験があるものです。
というのも論述試験では論文の書き方のコツを理解するのが重要であり、独学で身につけるのは困難であるためです。
これに対し、行政書士試験ではほぼ択一試験のみであり、独学に不利な論述試験はありません。
知識のインプットが重要であり、独学でも十分に対応可能です。
行政書士試験のくわしい試験内容はこちらの記事をご参考に。
>>「行政書士試験の試験日はいつ?試験科目の攻略法も含めて徹底解説」
②独学で最適のテキストが豊富にあるから
独学に最適のテキストが豊富にあることも理由にあげられます。
基本書・六法全書・過去問題集・判例集を一通りそろえて勉強すれば独学でも合格可能です。
おすすめのテキストを以下に紹介しておきます。
「基本書」
・伊藤塾の「うかる!行政書士 総合テキスト 2020年度版」
フルカラーで見やすい。別冊に六法もついているので六法を購入する必要ありません。
・早稲田経営出版の「合格革命 行政書士 基本テキスト」
こちらもフルカラーで見やすくネットの口コミもよいです。
・TACの「みんなが欲しかった!行政書士の教科書」
こちらもフルカラー。解説が丁寧です。
「六法全書」
・行政書士の六法全書は、早稲田経営出版の「行政書士試験六法」がおすすめです。
「過去問題集」
・TACの「みんなが欲しかった!行政書士の5年過去問題集」が定番でおすすめです。
「判例集」
・TACの「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」が定番でおすすめです。
③独学で実際に合格している人が多くいるから
実際に独学で合格している人が多数いますので、独学でも余裕で合格できます。
ただし、それでも独学で勉強はおすすめしません。
理由を以下に解説していきます。
2.行政書士試験に独学はやめとけといえる理由
やめとけといえる理由は以下のとおり。
注意
①勉強時間がかかりすぎるため
②行政書士で成功するには他に必要な勉強もあるため
③行政書士で独学で合格するとそこで完全燃焼してしまいがち
順番に解説します。
①勉強時間がかかりすぎるため
行政書士に独学で勉強した場合、800時間かかりますが通信講座を利用した場合500時間ですむと言われます。
参考:「https://www.foresight.jp/gyosei/column/self-study/」
つまり独学ではじめると300時間を余計に勉強に費やすことになります。
1日1.5時間としても200日間。
半年以上を1.5時間の試験勉強に費やすことになります。
300時間は、あなたが他にすべき時間を費やすのに十分な時間です。
独学のメリットはほぼ費用を浮かすことくらいです。
はたして数万円を浮かすためにこれだけの時間を犠牲にしてよいのか疑問符がつきます。
特に社会人であれば数万円を浮かすために無駄に時間を使うことは非効率といえるでしょう。
②行政書士で成功するには他に必要な勉強もあるため
ここで悲観的な話ですが。
行政書士の合格は行政書士の成功へのあくまで通過点に過ぎません。
というのも、行政書士の合格するよりも、行政書士で成功すること、つまり独立開業して仕事をもらうことがはるかに難しいからです。
そのため、行政書士を目指すなら実務能力以外にマーケティング能力も必要となります。
くわしい話は「行政書士の独立の準備は簡単だが開業が難しい話【戦略が重要です】」の記事をご参考に。
そうなると余計勉強だけに時間を当てづらくなりますし、2年で合格なんて悠長なことを言っている場合ではありません。
独学で時間をかけず、短時間で一発合格すべきです。
③行政書士で独学で合格するとそこで完全燃焼してしまいがち
また独学で合格した場合、独学で合格したことがすごいと思い、そこで完全燃焼しがちになってしまいます。
行政書士の合格はあくまで通過点。合格自体は難しくなく、難しいのは独立開業してからだということを割り切ってください。
このため、行政書士試験の勉強は少しでも楽にしようと思ったほうがよいです。
行政書士の独学に通信講座をおすすめする理由
そこで筆者は独学で勉強するのであれば通信講座の利用をおすすめします。
通信講座も独学のようなものであり、自分のペースで勉強できて、勉強の方向性が決まっているという点でとてもお得です。
実際に筆者も別の資格ではあるものの通信講座を利用して合格できました。
おすすめは通信講座でして、通信講座でも格安で合格できるものも十分あります。
成功して早く次のステップにすすみたいのであれば通信講座を選ぶことをおすすめします。
ただし通信講座の種類は多すぎるので間違って失敗するということはないようにしましょう。
以下の記事では通信講座を厳選しておすすめを紹介しています。
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【2022年】行政書士試験の通信講座の比較ランキング|おすすめは?
続きを見る
通信講座をランキング形式で紹介すると以下のとおりとなります。
3.行政書士の独学のまとめ
行政書士試験では、試験科目の科目数も多く、効率よく勉強するのが合格のコツです。
「行政書士試験に独学で合格できる理由」
①試験形式がほぼ択一試験のみのため
②実際に独学で合格した人は多数いるから
③独学で最適のテキストが豊富にあるから
「行政書士試験に独学はやめとけといえる理由」
①勉強時間がかかりすぎるため
②行政書士で成功するには他に必要な勉強もあるため
③行政書士で独学で合格するとそこで完全燃焼してしまいがち
参考